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フルーツのご紹介

農家民宿 土蔵ファームイン へんぺさんち ここ、さみずの里でのどかな田舎暮らしを体験してみませんか?目の前は我が家の野菜畑と桃畑。お風呂は薪で焚きます。

一日ひと組さま限定の完全プライベート空間です。
ご家族でゆっくりと、仲間同士でわいわいと、自由な田舎遊びを楽しんで下さい。

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『へんぺさんち』を創った理由(わけ)

平成7年、私達は『へんぺさんち』と名付けた農家民宿を始めました。

私達は、三十数年前から減農薬で、有機肥料でとこだわった、りんご作りをしております。農薬をより減らし、除草剤を使わない栽培を続ける大変さを、 食べてくださる方々にも分かってもらおうと我家を訪れてくださる方々は季節を問わず受け入れ、私達を呼んでくださる方々の所へは、子供まで連れて出かけて行きました。

しかし、時代とともに、私達の話は、皆さんに沁みていっていないのではないかという気がしてきました。

年齢を重ねた方々は、自分の実家や親戚に農業を続けておられ る方がいて、体験された上で、私達と共感していただけましたが、若い世代の方々には“土”に触れる機会が少なくなってきていらっしゃるのが分かってきました。

そんな時に私はドイツで農家民宿を体験してきました。そして、帰ってきて、私の実家の近くで18年間空家になっていた農家を目にした時、私達なりの“グリーンツーリズム”ができるのではないかと思いつきました。

間取りは、和室が4部屋、板の間2部屋、土間つきの昭和初期の農家がそのままのつくりでした。前庭は日本庭園。裏には畑があり、私の父母に野菜を作ってもらい、そこで収穫した野菜で自炊してもらおうと計画しました。

それが、『へんぺさんち』1号の始まりでした。

ここで、私達が予想もしなかったことを沢山知りました。『へんぺさんち』の庭先に降りた時、足元に飛びかうカエル達に歓声をあげるのは子供たちばかりではありませんでした。裏の畑でキャベツの苗を白菜と間違えてぬかれていたり、トウモロコシのもぎ方を初めて知った方も、「ささげ」を初めて収穫された方もありました。宿泊された方々の8割が(大人も子供もも)生まれて初めて「ねぎ」を抜くという体験をされていることに驚くばかりでした。

しかし平成15年、たいした宣伝をしたわけでもなく細々と続けていた『へんぺさんち』でしたが、家の持ち主の親戚の若い御夫婦が住みたいと申し出られました。地域の為には若い方々はとても大切です。私達は『へんぺさんち』をたたむことにしました。

『土蔵ファームイン へんぺさんち』の誕生

『へんぺさんち1号』を閉じた後も、都会に住む方々と私達農村に住む者とのあまりのズレを知ってしまった私達は、このまま何の手だてもとらなくて良いのかという自問自答をせざるを得なくなりました。

減農薬にするとか、有機肥料にこだわるとか、はるか以前に農業という生業自体がわかってもらえない時代が来るのではないかという危機感さえわいてきました。

インターネットで“検索”すればすべての情報が得られ、お金さえも生む時代の中で、自然を相手に、人のすべての能力(見て、聞いて、考え、体を動かす)をいつも駆使せねば成り立たない農業は、きっと考えられない職業となってしまうかもしれない。

そして、ふっと回りを見回した時、我が家の片隅に50年間も手を入れられずに朽ち果てる寸前になっている土蔵が目に止まりました。

土蔵を土蔵として復元しても、壊しても経費がかかる時代。ならば、お金をかけて生かして人に喜ばれる可能性を選ぼうと無謀な決心をしてしまいました。

幸いにも、古民家の設計を得手とする『ばんば建築研究室』とも出会うことができて手斧で削られた昔のままの梁と桁を使い、外観も、建てられた場所もそのままに『土蔵ファームイン へんぺさんち』が誕生しました。