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私たちの思い

こだわりの果物 中身で勝負

「真っ赤でピカピカきれいなりんご」なんて目指していません。ちょっと見ばえは落ちるが、中身で勝負の山下フルーツ農園の果物たちです。

私たちは、あくまで皆様においしいりんごをお届けするために完熟収穫をしています。果樹産地では流通事情によって、収穫から消費までの一定期間保存ができるように、未熟状態で収穫されることがありますが、私たちはそのようなことはしません。さらに、果実も人間と同じで、個性があります。同じ品種、同じ樹の果実でも、大きさ、形、場所、高さによって、完熟の具合は異なります。1度に1本の樹のりんごを全て収穫すれば手間も省けるのですが、おいしさの指標である完熟状態での収穫を優先し、1個1個完熟状態を確認しながら収穫します。

見た目にこだわりはありません。りんご栽培では、特殊な袋を実にかける有袋栽培と呼ばれるものがあります。袋をかけることで、「きれいに・まんべんなく」着色させることが可能なのです。しかし、それではりんご自体に当たる日照量が少ないため、味も劣ります。味にこだわる当農園では30年以上前から有袋栽培ではなく無袋で栽培しています。

また色づきを良くするため、日光を反射させるためのシートを樹の下にひく栽培法がありますが、当農園では使用しません。確か反射シートによって、なかなか赤くなりにくいりんごのお尻の部分まで早期に着色することができます。しかしそれでは、りんごの完熟サインであるお尻の「地色」が分からなくなってしまうのです。実はりんごにおいて必ずしも「赤い」=「完熟」ではありません。見た目は赤くても、実は若いりんごがたくさんあります。実際には表面上の「赤さ」ではなく、その下の皮の地色が青から黄色になった時が完熟です。これは赤く着色しにくいお尻の部分でしか、はっきり分かりません。これを強制的に赤くしてしまっては、りんごの完熟サインが分からなくなってしまうということになります。さらに、シートを樹の周りにひくとということは、地面に日光の光が遮られるということです。それによって地温は下がりますので、根の活動は弱り、ひいては根と密接な関係がある地上部にも影響が出てしまうのです。

「さみず」の恵み

ここ「さみず」地域は、りんごをはじめとする果実の生産に大変適しています。それは、「さみず」に次のような地理的・気候的特徴があるからです。

  • 標高が500〜550mと高いことから昼夜の温度差が大きい
  • 春から秋にかけての日照時間が長い
  • 春から秋にかけての積算温度が高い
  • 年間約800〜1000mmという降水量の少なさ

この4つの好条件が作用して、色づきと甘みがしっかりのった果実生み出します。

さらに、園地一帯は第三記層の赤いねば土に覆われているために、きめが細かくコクのある果実が育ちます。

農薬に頼らない栽培

私たちの作物は、全て特別栽培基準(その地域での標準的な栽培方法と比べて、農薬使用回数が半分以下で化学肥料の窒素成分量が半分以下である栽培基準)を満たしており、さらにそれ以上に厳しい内部基準で栽培しています。

特に、県や地域がすすめる化学農薬一辺倒の予防防除体系(病気や害虫が発生する前に予防的に農薬を使用する方法)に対して、私たちは病害虫の発生が多少あっても著しい被害を与えない限り、農薬使用を最低限に控えるように努力しています。

また、止むを得ず使用する場合でも、希釈倍数を通常より高めたり、木酢やEM、BMW、キトサンなどといった天然の補助資材を活用したりして、農薬の総量を減らす努力をしています。ただそのような場合でも、慣行的な化学農薬ほどの「効き」は期待できませんので、常に病害虫による大きなリスクを抱えながら栽培しています。

そして最近では、シンクイ虫など害虫の総量を減らすことを目的に交信撹乱剤(コンフューザー:写真右上の赤い紐)の導入にも積極的に取り組んでいます。

有機質肥料の施用と土壌分析による肥料設計

私たちは環境にできるだけ負荷をかけない土づくりを心がけています。

そのため、主に年2回園内に施肥する肥料は全て有機質肥料です。

また施肥前には必ず園地ごとに土壌分析を行い、その結果に基づいた施肥設計を行います。人間と同じで、果樹にとっても栄養バランスは重要です。栄養不足や栄養過剰、栄養成分の偏りは木を狂わせます。土壌分析によって、その園地の栄養状態を把握し、それにあった肥料の種類と量を決めるのです。よって植物にとって重要な、微量要素と呼ばれるミネラルや、窒素・リン酸・カリと呼ばれる三要素を過不足なく補給でき、病害虫に強くておいしい果実をならせる木を作ることができます。

山下フルーツ農園のフルーツ達をご紹介